タヌキの里のお稲荷様
キ ル ミ ー 赤 崎
防府市向島
防府市の端に浮かぶ向島(むこうしま)へ行ってきました。ルートは上の通りほぼ一本道。
島と言いつつ本土と可動橋で繋がっているため車で気軽に入れます。
この島はタヌキの生息地として天然記念物の指定がされてるらしい。
今回の最終的な目的地は島の端にある立岩稲荷神社。
事前に防府の観光案内所にて神社まで車で行けることを確認。
安心してズーマーくんで乗り込みました。
ところがもう全然現実は、もう、そうでなくて(エ)
錦山
橋の中程から撮影。奥に見えている山が錦山、赤丸で示した部分がお稲荷様へ続く道です。
神社へ行くにはこの錦山を超える必要があります。
島に入ってすぐの地点にて立岩稲荷の大鳥居を発見。
ここから山道を通って島の反対側にあるお稲荷様まで向かいます。
TDNカカシですな。島の至るところでこういった田畑が見受けられました。
錦山中腹まではこのように舗装林道といった感じ。
ちょっと勾配が急で25km/hも出せなかったのに難儀しました。
山の中腹からの眺め。防府市街がよく見えますねえ。
更に進むと分かれ道が。どちらも神社の手前の道に続いている模様。
元来左の道から行くものだったようだけど、新しく作られた右手の道でより楽に進めるようなったとか。
右手を先に進むと冒頭の林道赤崎線に入ります。
お稲荷様へ
せっかくだから俺はこの赤い鳥居の道を選ぶぜ。
どう見ても危険そうな道ですが四輪が通った形跡があったので突撃。
それにしてもこの鳥居ボロボロですね…。この先にどんな神社があるのか不安になりました。
葉っぱが広がる舗装路と凸凹の未舗装路が入り混じる曲がりくねった田舎道を進むこと数百メートル。
分かれ道と神社の幟。どちらも神社に続いているようですが、右は車両通行不可。
少し歩いてみましたが虫があまりにもウザかったので途中で引き返し左を進みました。
左の道は砂利道とアスファルトが半々といった塩梅で割りと走りやすい。
砂利道の終点。道の脇に通行止とかあるけど入れるのかな…。
でも観光案内所のおじさんが車で最後まで行けるって行ってたし…。
通行止の右にある白い看板には「4WD駆動車以外進入禁止 危険」
と書いてありました。(帰り際に気づいた。先に見ておくべきだった…)
地図を見たところすぐそこが神社みたいだし
やったれムンムンかましたらぁ!って感じで進むことにしたんですけど
こんな
感じの
クソみたいな
道で
進退窮まるんじゃないかと冷や汗が止まりませんでした。
4WD車以外入るなって看板あったけどこれ道も狭いし四輪は入ったらまずいんじゃないかな。
観光案内所のおじさん本当にこんな道を車で行けると思ったのか…。
ズーマーくんにはかなり険しい道でしたがオフモタならガッツリ楽しめそうな道でした。
立岩稲荷神社
着きました。ここが立岩稲荷神社のようです。祭神は宇迦之御魂大神。
神社の手前は開けていて車が何台か停められそうな雰囲気。
あんな道通る車がいるとは思いたくないけど…。
境内からは海が望めました。
祭神は宇迦之御魂大神だそうです。市の公式サイトによると鎮座から1300年以上だとか。
社殿そのものはかなり綺麗だけど割りと最近建て替えられたのかな?
社の脇には稲荷神社の定番、幾重にも連なる赤い鳥居がありました。
鳥居の先には小さな社がひとつ。
その脇には海岸へと続く階段がありました。古びた手すりが実に頼りない。
階段を下ると浦に立つひときわ大きな鳥居と巨大な岩が見えてきました。
ここにも何やらお祀りされているようでしたが詳細は不明。
市のサイトによると本殿が元々この浦にあったけど台風などで流されてしまったとか。
岩には本殿か鳥居の柱の跡と思しき穴が開いていました。
しばらくここに突っ立って波の音に耳を傾けることに。
岩の隙間にフナムシくんがたくさんいました。めっちゃキモE。
海辺に立つ神社が好きなので、元々の本殿がここから流されてしまったというのはとても残念。
今回の悪路走行もなかなかスリリングでした。
エンジンがエンジンなので登り坂はどうしても辛いものがありますが、
やはり車体の軽さと脚付きの良さは強力なアドバンテージですね。
走行は楽しめましたが心残りなのはタヌキに一切遭遇しなかった点と、
島にある他の神社に至る道を発見できなかった点。
まぁタヌキは夜行性だからしょうがないか…。
危なくも楽しい道だったから虫が少ない時期になったらまたイキたいですね。